木曽馬の歴史と「馬頭信仰」・馬伝説をたどる旅

木曽三大馬頭観音めぐり

     1    日   目  
番号   場  所 見  ど  こ  ろ   
 1 木祖村  JR藪原駅前   
  ↓  車約10分   
 2 田上観音堂と枝垂れ桜
(木祖村) 
飛騨高山の山伏が背負って運んだ仏像が起源ともいわれる。観音様は昔は西を向いていたが殿様がお堂の橋の下を通るたびに落馬したので東向きに立て替えたとの伝説が残る。 安政5年(1776)建立のかや葺き総ひのき造。  
  ↓   車約10〜15分   
 3 丸山馬頭観音堂
(木祖村) 
丸彫立像の馬頭観音が祠の中に安置されている。   
  ↓   車約30〜35分   
 4 岩華観音(木曽町)
(義仲馬頭観音) 
木曽義仲が築城で水をひいた時に勧請した霊験あらたかな観音と伝えられその後盗難に遭ったが道の改修時に発見された当時の木管で尊体を作り岩華観音として祀ったとされる。 牛馬の息災を祈念する人々の厚い信仰を受け栄敬されてきた。  
  ↓   車約40分   
 5 県宝「山下家」と
開田考古博物館 
(木曽町開田高原)
江戸中期〜大正初期にかけて木曽馬の大馬主で馬医を兼ねた豪家山、下家。 入館料400円。開館は4月〜11月末。  
  ↓   車約20分   
 6 木曽馬の里
(乗馬センター )
(木曽町開田高原)
御嶽山を望む広い放牧場でのんびりと草を食む木曽馬に出会える。引き馬や乗馬体験も楽しめる。(0264−42−3085)引き馬体験2分500円。5分1000円。乗馬体験15分2000円。   
  ↓   徒歩10分   
 7 末川開田の碑 
(木曽町開田高原)
高冷地の開田高原にあって苦難の末、水田を開いた末川村庄屋中村彦三郎の供養塔や道祖神、馬頭観音の石碑群がみられる。   
  ↓   徒歩めぐり   
8  馬頭観音群開田郷土館 
(木曽町開田高原)
開田高原内の石仏の8割近くが馬頭観音。 (約1500体)この地域では馬が亡くなると敷地内にお墓を建てて祀っていた。「双体の馬頭観音」が多くみられる地域でもある。開田郷土館では馬具や馬の医術書、最後の純血馬「第三春山号」のはくせいも見学できる。  
  ↓   徒歩めぐり   
9  丸山馬頭観音(木曽町)  木曽では木曽馬が家族同様に大切に育てられた。開田では仔馬が生まれると必ずこの観音堂にお参りし仔馬の誕生を知らせる鐘の音が一帯に鳴り響いたという。   
  ↓   車   
10    木曽町福島、木曽町開田高原、王滝村で宿泊 
民宿松尾(0264−22−2826)
 
       
    2   日   目   
 10   木曽町福島、木曽町開田高原、王滝村の宿泊施設発   
  ↓    車  
11  沓掛観音堂と一里塚
(上松町) 
人の言葉が理解できたといわれる「木曽義仲の名馬」の悲しい伝説が残る。 名馬を弔うため義仲は金の観音像を作り一宇を建てたといわれる。義仲が討ち死にした後、金の観音像は盗まれてしまい代わりに木の観音像が祀られているという。  
  ↓   車約15〜20分   
12  諏訪神社(五社神社)の絵馬(上松町)  江戸時代の中山道材木役所内から明治4年に諏訪神社境内に移転したもの。 木曽街道制定400周年記念絵馬(H13)や御神木祭記念絵馬(H17)が奉納されている。  
  ↓   車約25〜30分   
13  岩出馬頭観音 (大桑村) 馬を連れた名のある旅客が、馬の片足のために馬沓を作ってくれた老人に代金の代わりに「馬頭観世音菩薩」と書いた木片を渡し、それを神棚に安置したところ光明を放ち、信ずる者にご利益も現れたため、この木片を腹蔵した馬頭観音を造り、観音堂を建てたと伝えられる。   
  ↓   車5〜10分   
14  池口寺薬師堂(大桑村)  この寺の薬師本尊が金色にまぶしく光るため馬が暴れて落馬が多く、本尊を逆向きにしてもらったところ、旅人の落馬がなくなったとの伝説。胎内仏の小仏が実際に逆向きに安置されているとわかった。希望により薬師本尊・日光月光像の拝観可能。