電力王福沢桃介と木曽の近代化遺産
1 日 目 | |||
番号 | 場 所 | 見 ど こ ろ | |
1 | 対鶴橋 (中津川市) |
大正8年、福沢桃介により架設。賤母発電所の建設資材を運搬するために架橋された。帝室林野管理局長官の南部光臣の家紋対鶴から命名。 | |
↓ | 車20分 | ||
2 | 読書発電所 (南木曽町) |
大正12年福沢桃介により竣工。読み書き発電所施設(発電所本館、柿ぞれ水路橋、桃介橋)は関西電力の現役稼働中の発電所としては唯一の国の重要文化財。 | |
↓ | 車10分 | ||
3 | 天白公園と桃介橋(南木曽町) | 桃介橋は大正11年架設。当時の土木技術の粋を集めた珍しい4径間の吊橋。全長247メートル、幅2,7メートルで木製補庚剛桁を持った吊橋としては日本有数の長大橋。 | |
↓ | 徒歩3分 | ||
4 | 福沢桃介記念館 (南木曽町) |
大正8年に福沢桃介が建築した煉瓦造りモルタル仕上げの2階建西洋建築物。福沢桃介は当時の女優、川上貞奴とともに頻繁に滞在し、政財界の実力者や外国人技師などを招き華やかな宴を催したという。冬期および水曜日休館。大人300円、子供150円。(0264−57−4166) | 桃介記念館の内部 |
↓ | 車10分 | ||
5 | 柿其水路橋 (南木曽町) |
大正12年架設。全長142,4メートル。読書発電所への導水路で柿其川を渡る鉄筋コンクリート造りの水路橋。中央部は2連アーチ橋、両端部は桁橋となっており、現存する戦前の水路橋の中では最大級の規模。 | |
↓ | 車10分 | ||
6 | 野尻鉄橋(大桑村) | 大正10年架設で別名「木曽川橋梁」と呼ばれた。全長134,6メートルで、木曽森林鉄道では最長の鉄橋。昭和40年に廃止された。 | |
↓ | 車5分 | ||
7 | 産業遺産大桑発電所(大桑村) | 大正10年竣工の煉瓦建造物で、大同電力(現在の関西電力(株)の前身)の福沢桃介により建てられた。大正デモクラシー期の美しいデザインを伝え平成19年に近代化産業遺産に認定された。 | |
↓ | 車5分 | ||
8 | 須原発電所 (大桑村) |
大正11年の竣工。福沢桃介がドイツから持ち帰った三色桃が周囲に植えられ花並木となっている。構内にある木曽川電力資料館には貴重な歴史資料があるが関西電力木曽電力システムセンターへの事前予約が必要。(0264−52−4681)無料 | |
↓ | 車10分 | ||
9 | 桃山発電所 (上松町) |
大正12年竣工。桃の滝は桃山発電所の余り水の放流時のみ現れる。急に大量の水が流れるため危険であり立ち入りはできない。 | |
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10 | 上松町、木曽町 | 上松町、木曽町の宿泊施設 民宿松尾(0264−22−2826) |
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2 日 目 | |||
10 | 上松町、木曽町 | ||
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11 | 鬼淵橋(上松町) | 宮内省技師三根奇能夫により設計され大正3年架設。延長93,8メートル。小川森林鉄道を含む木曽森林鉄道は宮内省帝室林野局所管で木曽谷の国有林の運材のため運行していた。平成21年度に赤沢自然休養林の軌道小田野鉄橋などとともに近代化産業遺産に認定された。 | |
↓ | 車5分 | ||
12 | 導水管(上松町) | 木曽ダムから大桑発電所までを繋いでいる導水管は昭和になってから作られた。 | |
↓ | 車5分 | ||
13 | 小田野鉄橋 (上松町) |
木曽森林鉄道(小川森林鉄道「上松運輸営林署」)の鉄橋。大正4年架設。当初は鬼淵鉄橋同様八幡製作所の鉄と思われていたが研究の結果イギリス製の鉄と判明した。平成21年に国の産業遺産に認定された。 | |
↓ | 車20分 | ||
14 | 赤沢自然休養林 (上松町) |
日本の森林浴発祥の地で樹齢300年を超える美しい木曽ヒノキの森が広がっている。これらの木は伊勢神宮の遷宮の際の御神木になるため、江戸時代から大切に守られてきた。平成18年に全国10か所の森林セラピー基地の一つに認定された。11月中旬〜4月中旬休園(0264−52−1133) | |
↓ | 赤沢自然休養林内 | ||
15 | 赤沢森林鉄道 (上松町) |
大正時代より木曽の木材運搬の大動脈として活躍した木曽森林鉄道の一部区間を赤沢森林鉄道として保存運行している。運行期間、料金等の問い合わせは上松観光協会へ。(0264−52−1133) |